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「97歳の幸福論。ひとりで楽しく暮らす、5つの秘訣」(笹本 恒子)を読んで

笹本さんは1914年生まれなので、今年105歳になります。

今でも写真を撮っていらっしゃるかわかりませんが、この本は笹本さんが
97歳の時に書かれました。

 

笹本さんはとてもすごい人なんですね。

日本初の女性報道写真家です。それも若い頃に写真家として活躍したあと、
写真グラフ誌の多くが廃刊されてしまい活動を休止。他の仕事をするんです。

美的センスを活かしたさまざまな仕事をして生活しました。

そして写真家を休止してから約20年後に、71歳で写真家として復活するんです。
女性有名人を集めた写真展「昭和史を彩った人たち」でみごと写真家に復帰しました。


「97歳の幸福論。ひとりで楽しく暮らす、5つの秘訣」(笹本 恒子)講談社

 

この本はページ数が多くないので、短時間で読めます。
とても読みやすいです。

笹本さんの写真も多いので楽しく読めます。

私が感じたのは、こういう生き方が理想のひとつだということ。

印象的なのは笹本さんはもう高齢なので、老人ホーム入居も考えたのですが
結局一人暮らしを続けることを選びました。

笹本さんが健康に恵まれているからこそできることではあるでしょうが、
この本が書かれたとき、すでに97歳。それで一人暮らしで、買い物も
一人ででかけます。30分位歩くのは平気です。

帰りはバスに乗っても、行きは歩きででかけるんです。

お料理も自分で作ります。できあいのお惣菜なんか買わないんですね。

お部屋も趣味がよく、民芸品などできれいに飾っています。

そして、おしゃれにも気を抜きません。自分で仕立てた洋服、オリジナルな
服を着ています。ベストドレッサーにも選ばれたことがあるくらいです。

写真家としてはもちろん優秀ですし、もともと絵が好きだったから、
美的センスは抜群でインテリアも服装もすばらしい。

お料理も上手、毎晩赤ワインをかかしません。

毎日歩いています。

 

こんな高齢者になれたらどんなによいでしょう。
私の生き方のお手本ですね。

でも、お手本にしたいけど、

ぐうたらで、あまり歩いていないし、お料理もお裁縫も苦手。
インテリアのセンスもファッションセンスもない私とは大違い。
違いすぎて、ため息がでます。

でもこんな先輩に少しでも近づければいいな、ととても勇気を
もらった本でした。

私には笹本さんの生活を全部まねることは無理だけど、
元気をもらった本でした。

元気に長生きしたい人(特に女性)におすすめですね。